なにものでもないのだな。

自分というものは、何かになれるものだと、

考えていたけれども、最近は何者でもない

のだなと思う。

 

それでいいのだと思いもする。

 

大したものだと思った時点で己に驕り高ぶる。

大したものではないが、毎日しっかりとやっていこう。

そう思うようになった。

 

巷では人生の意味とか目標とか言うが、

そんなものは、どうでもいい。

毎日生きて死んでいくだけだ。

 

宮沢賢治は似たような感覚を持ったのだろうか。

ただ生きていく。

その気持ちも今は分からなくもない。